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後援会の活動紹介ACTIVITY

2014/09/21 東北・被災地巡検報告
南三陸さんさん商店街前で記念写真.店が被災してしまい,こういう仮設の商店街でがんばってらっしゃる方もいらっしゃいます. 南三陸ポータルセンターで,南三陸の自然や震災時の様子を写真などを使い聴かせていただきました.
津波が到達した中学校の建物の前で語り部さんの話を聴く生徒.ここはやや高台にあり見晴らしも良いですが,津波がやってきていてこんなところにまで津波がやってきたことから恐ろしさが良く分かりました. 魚市場では,気仙沼の漁業の話や震災時の話をしていただきました.
 東北・被災地巡検報告
          地学科 上村剛史

 7月31日から8日2日にかけて,中3〜高2の希望者20名が参加し,気仙沼,南三陸,陸前高田を巡る東北・被災地での研修旅行を行いました.以下,実施内容の報告です.

*1日目
 1日目は,南三陸を中心に学びました.早朝に東京駅を出発し,くりこま高原駅からバスに乗り継ぎ,まず南三陸さんさん商店街にやってきました.この復興商店街でそれぞれ昼食としましたが,少し地元の方々と交流できた生徒もいたみたいです.その後,南三陸の街をバスで巡りながら,語り部の方にバス車窓から,またバスを降りて実物を前にしながら解説をしてもらいました.この日は気仙沼に移動し,宿泊しました.

*2日目
 2日目は,午前中に気仙沼,午後に陸前高田を巡りました.早朝6時から気仙沼の魚市場を見学,朝食後は,語り部さんに気仙沼市内(気仙沼内湾,鹿折地区,唐桑半島など)を案内してもらいました.午後は,陸前高田に移動し,陸前高田の語り部さんに,旧道の駅「高田松原」,有名な奇跡の一本松,阪神淡路大震災の兵庫県から届いた「希望の灯り」をはじめ,市内各所を案内してもらいました.この研修旅行でご案内いただいた語り部さんは,皆それぞれの悲しみと向き合いながら,震災体験を話しておられ,経験に基づいた説得力と熱心な語り口調に引き込まれました.生徒諸君は,この経験を自分の学校生活に活かし,また東北の復興にも関わって欲しいと思いました.

*3日目
 3日目(最終日)は,昨日の夕方から渡った気仙沼大島で被災地のイベントの手伝いをしました.気仙沼大島の小田の浜というところで,「はまべのちから2014」というイベントが行われ,海岸のゴミ拾い,受付,ビラ配り,ビーチサンダル飛ばしのスタッフとして,半日強,お手伝いさせていただきました.生徒にも言いましたが,お膳立てされての活動はボランティアではありません.語り部さんの話の中にも,自衛隊の方々が自分たちは缶詰を食べテントで寝ながら,暖かい炊き出しを被災者の方々にふるまったと聴きました.今回の研修旅行のほんの少しの恩返しであるとともに,今後,本当の意味でボランティアとして被災地や色々なところで活動してくれる生徒が出てきてくれればと思います.

 最後に,震災で被災された方々のご冥福をお祈りし,お見舞い申し上げるともに,大変な状況におかれながらも,この研修にご対応,ご協力いただいた,被災地の方々に心より感謝申し上げます.また,海城学園後援会には,多大なご支援をいただき,この場をお借りして,皆さまに御礼申し上げます.

【後援会ホームページ編集担当より】
 今回は大変充実した巡検報告の原稿をいただきました。掲載しきれない部分の他、参加した生徒の感想文も頂いたので下記のリンクに掲載します。ぜひご覧ください。

  (1)東北・被災地巡検報告(全文)
  (2)生徒の感想文





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