2014/09/08 高1キャリアガイダンス講演会を開催しました
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講演会の様子. 人生のみならず北極圏の自然や文化,民族のお話も興味深いものでした. |
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終了後も熱心に質問し,列を作る生徒.今は未熟だとしても,熱心に並んで質問し,素直に響いていく生徒の中に,将来,大きな活躍を期待できると感じます. |
高1キャリアガイダンス
7月18日(金)終業式の後,高校1年生はキャリアガイダンスの一環として,極地探検家の山崎哲秀さんに来ていただき,講演会を行いました.夏休みが明け,2学期に入れば文系・理系のコース選択があり,進路のことに悩む生徒も多くなっている中,社会で活躍されている方の話を聴くことで,何らかの影響や刺激を受けてもらおうという趣旨で行いました.
講師の山崎さんは,進学校に通いながらも,大学進学への意味を見出せず,当時,たまたま出会った植村直己さんの本に影響を受け,冒険家を目指した方です.高校卒業とともに,新潟から京都への徒歩旅行やアマゾン川で筏下り,北極圏遠征など,思い立ったらすぐに自ら行動し,探検家への道を切り開いていかれました.講演では,そんな山崎さんの生涯を振り返っていただきながら,北極圏の自然や文化,生活,民族,そして環境問題など,極域から見えて来るような問題にも要所で触れていただきました.
午後も,ご厚意で高1保護者や他学年の生徒,教職員などの希望者を対象に講演をしていただき, 大変,有意義な時間を過ごさせていただきました.どうもありがとうございました.
大学進学が当たり前の海城生ですが,そもそもそこから自分を見つめた山崎さんの生き方,そして,積極的に行動し,失敗を重ねながら道を切り拓いていった真っ直ぐな生き方に耳を傾け,何かを感じ取ってくれた生徒がいたように思いました.質疑応答も活発で,終了後も質問にも列ができていました.
高卒で探検家になったという海城生とはかけ離れた人生ですが,あんまり関係のない話だとする生徒もいるであろう中,そこから自分の人生を豊かにする何かを感じ取れるセンサーを持った生徒が一定数いると感じられ,これまで半年くらいかけて準備してきたことが報われる気持ちでした.この夏休みにすぐに役立たなくても,これからの人生に長い目で影響すると良いと思っています.
最後に,海城学園後援会には,講師謝礼などでご支援をいただき,大変有意義な講演会を開くことができ,心から感謝申し上げます.ありがとうございました.