2010/09/03 中学生を対象としたロボット製作講習
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写真は講習会の様子です。生徒たちの活き活きとした表情から
海城生らしい好奇心が伝わってきます。 |
後援会では卒業生保護者をはじめとする特別会員の皆様からの永年会費を基にした独自活動を行っています。今回は新しい教育活動のサポートとして7月に実施されたロボット製作講習への援助を行いました。担当の先生からレポートが届きましたのでご覧下さい。
ロボット製作講習レポート
7月10・11日、中学生を対象にして(株)ベネッセによるロボット製作講習会を開催しました。この講習会は昨年度に実施したものと同じ内容のものですが、リピーター(昨年度も参加した者)も含めて多数の参加者が集まりました。
4つの足を持つロボット本体を部品から組み立て、本体に搭載されたコンピューターにパソコンで作ったプログラムを送り、様々な動作をさせるというのが一連の内容です。その「様々な動作」の中で最初の課題として与えられたのが4足歩行です。4足歩行という動作は一見、単純に思えますが1つずつの足を動かす幅やタイミングなどのバランスがとれていなければ、直進することができません。最初のうちはどのグループもまともに歩かせることができませんでした。実際にやってみることで生徒たちはその難しさを体感しました。そこから、頭で考えるだけでなく自分の体を使って4足歩行をしてみたり、動物の動きを思い浮かべたりしながら、手さぐりで正解を探しました。
とにかく手を動かして物を作ること、試行錯誤をしながら話し合いながらグループで正解を見つけ出していくこと、なにより時間をかけた「実体験」をできたことが今後の人生に生きるものと思います。