2010/05/20 『ロボットを作ろう、動かそう
〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』
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ロボット授業の様子を撮影しました。
当然のことながらいつもの授業にも熱心な生徒たちですが、
自分でロボットを作るというユニークな授業で
大いに刺激を受けたようです。
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後援会では、主に卒業生保護者の皆様からの永年会費を基にした独自活動の一つとして、海城における実験的な教育活動への援助を行っています。今回は、昨年12月と今年の3月に行われたロボット作製授業を紹介します。後援会からは費用の12分の7を援助しましたが、期待通りの成果を得られたようです。詳しくは古田先生のリポートをご覧下さい。
【ロボット製作講習会報告】
平成21年度12月と3月の2度に分けて、ベネッセコーポレーションのロボット製作講習会(講座名『ロボットを作ろう、動かそう〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』)を合計でおよそ90名の中学生が受講しました。
3人1組での班作業になり、内容は4足歩行ロボット(15cm四方くらいの大きさ)の組み立て、コンピューター(パソコン)との接続、コンピューターで歩行やその他の動き(各班で工夫したもの)のプログラミング、様々な動きのプレゼンテーション、コース上の4足歩行の競争という順でした。
1つのイベントの中で、機械を組み立てる手作業、コンピューター上の言語でのプログラミング作業、コンピューターによる機械のコントロール、そしてプレゼンテーションと、現代の工学系の技術者が製品開発の際に行う一連の作業を体験できました。
科学技術が進歩し、日常に触れる先端的な科学と学校で扱う教科書の科学の内容のつながりが見えにくくなっている今日、その間の知識や体験をうまく補ってくれる内容であったと考えます。受講者の話ではこのプログラムを体験することで、学校の理数科目への興味・関心が増したという意見もありました。
キャリア教育的な側面、理数教育的な側面の両面から見て、生徒たちにとって貴重な経験になりました。
文責:物理科教諭 古田 匡