2008/07/19 「海城サイエンスプログラム」への援助を行いました。後援会事業費を活用した初めての学校教育活動のサポートです
7月19日(土)の午後、3号館3階の多目的ルームで海城中学の生徒を対象とした「海城サイエンスプログラム」の授業が行われました。授業では、天文学者である京都大学の北原先生が代表を務める「こどもの理科離れをなくす会」の数多くのプログラムの中から「火星探査ロボットを作る」が課題となりました。内容は、2名が1チームとなって、火星探査で使われるのと同じ思想に基づく自立型の探査ロボットを作るというものです。自らが選択したセンサーと作成した制御ソフトを基に、実際のロボットの動作実験を目の当たりにしながら、試行錯誤とチーム内での議論によって課題解決を行っていきます。進捗レベルに応じて、さらに高度なミッションにも取り組むことができます。生徒たちの目の輝きと短時間でどんどんレベルアップしていく様子が印象的でした。自ら進んで学習に取り組み、夢を実現する力が身に付くのが「こどもの理科離れをなくす会」のプログラムの特徴とのことですが、なるほどという感じです。
今回の授業は、後援会事業費を活用した初めての学校教育活動のサポートとなりました。今後も、中高一貫の私立学校である海城での、意欲的かつ実験的な教育活動を積極的に応援したいと思います。
京都大学北原先生の活動を紹介したホームページのURLは以下の通りですので是非ご覧になってみてください。 http://e-kagaku.com
*写真は授業の様子を撮影したものです。クリックすると拡大できます。
京都大学の北原先生です。近未来の宇宙開発について熱く語ります。
右側で立っているのはスタッフのお兄さんお姉さんです。皆さん東大生です。
今日の課題、自立型火星探査ロボットです。センサーや制御ソフトは各チームで工夫します。
生徒たちの実験は、火星人?も暖かく見守っています。
1stミッションへのトライです!2名でチームを組むこともこの授業の教育的な特徴です。相手と議論を行い、説得できることも日本の将来を担う人材として重要です。
最初のミッションをクリアしたチームは2ndミッションにトライします。光センサーを利用した自立走行ができるかな?将来、この中の誰かが火星に行くかもしれません。