海城学園は、「国家・社会に有為な人材を育成する」ことを建学の精神とし、前身である海軍予備校が1891年に設立されて以来、116年もの歴史を有する学校です。学校の教育理念として「新しい紳士」の育成を掲げ、「フェアーな精神」で物事を判断し、「思いやりの心」で人に接することができ、「民主主義を守る意思」を強く持ち、「明確に意思を伝える能力」に溢れる人材の育成を目的としています。このような若者こそが、社会の変化に対応し、世界を視野に入れて日本の未来を担う人材になると考えています。
海城には、在校生保護者と教員によるPTA組織、および卒業生による同窓会組織である海原会がありますが、海城の教育理念の実現をより確かなものとするためには、教育理念を学校外にまで広く共有し、海城の教育活動を支援するための組織が必要であると考えました。
そこで、新しい組織として「海城中学・高等学校後援会」を設立することにしました。新組織は、これまでのPTA予算の学校活動補助費による事業を引き継ぐとともに、会員の範囲を、PTA現会員に加えて卒業生の保護者と教職員のOB、卒業生、および本会の目的に賛同する個人または団体にまで拡げることで、学校教育の理念をさらに広く共有し、学校と協力して、海城での教育の充実と発展を図るための援助を目的とします。
平成19年10月20日
後援会設立総会議案書より